環境にやさしいといえば、この列車には今の鉄道には必ずついているあるものがついていません。それは、
冷房
天井についているこれは送風機で冷房ではありません。40年前に開発したAGT車両は小型で冷房をつける場所などなく、夏場は窓を開けて風を送ったり、うちわを提供したりして何とかしのいでいます。
あえて冬にここに来ようと思ったのはそういう訳です。なかには夏場に一日中ユーカリが丘線を乗り回すという変態猛者もいます。
ニュータウンの中をくるっと回って14分でユーカリが丘駅に戻って来ました。開業から40年超。同じくニュータウン開発とともに開業した桃花台交通やみどり坂スカイレールが廃止される中、最古参のユーカリが丘線は今も元気に活躍しています。
これからの活躍を応援する意味で、鉄道に興味のある方は是非一度乗ってみてはいかがでしょうか。夏に。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年1月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。