こちらも、リーグフェーズでは10位に終わり、プレーオフに回ったが、原因は失点の多さにあり、攻撃陣は多くの得点を挙げることに成功している。現在、チーム最多得点はセール・ギラシで、CLトップの10ゴールを挙げチームをけん引している。第2節のセルティック(スコットランド)戦では、2ゴール、敗れた第6節のバルセロナ戦でも2ゴール、第8節のシャフタル・ドネツク(ウクライナ)戦でも2ゴールなど、コンスタントに得点を重ねている。しかし、総失点数「12」が響き、すんなり決勝トーナメントに進出できない大きな理由にもなっている。今後は守備陣の頑張りで勝利をつかめるかが、ギラシが得点王を獲るためのカギになりそうだ。

1位:バルセロナ
    チーム得点 28/6勝1分け1敗/リーグフェーズ 2位/スペイン

 このランキング上位チームのほとんどが、プレーオフに回っているが、グループステージ8試合できっちり決勝トーナメント進出を決めつつ、最多得点を挙げているのが、バルセロナだ。他チームと違う点は、ロベルト・レバンドフスキが9ゴール(得点ランキング2位)、ラフィーニャが8ゴール(得点ランキング3位タイ)と、複数のストライカーが大きな結果を残していることにある。特に第1節のモナコ(フランス)戦を落とし、連敗が許されない状態で臨んだヤングボーイズ(スイス)戦では、立ち上がりの前半8分にレバンドフスキが先制ゴール。これでチームに落ち着きを取り戻せたのは大きかった。続く第3節バイエルン・ミュンヘン戦ではラフィーニャがハットトリック。さらに、第6節のドルトムント戦では、同点のまま迎えた後半40分にフェラン・トーレスがゴールを決め3対2で勝利。打ち合いとなった第7節のベンフィカ戦では、後半41分にエリク・ガルシアが同点ゴールを放つなど、伏兵の活躍も目立った。まさにチーム一丸となって点を取りに行く姿勢。それが今シーズンのバルセロナの強さともいえる。決勝トーナメントでも熱いドラマを見せてくれるに違いない。