谷口彰悟 写真:Getty Images

 FIFAワールドカップ北中米大会出場へ王手をかけているサッカー日本代表「森保ジャパン」。3月20日にW杯アジア最終予選バーレーン戦では、負傷離脱中のDF冨安健洋(アーセナル)やDF谷口彰悟(シント=トロイデンVV)の代表招集外が決定的だが、このうち谷口が自身の思いを語っている。

 川崎フロンターレの主将として、J1・天皇杯など複数のタイトルを手に入れた谷口は、2023/24シーズン終了後にカタール1部アル・ラーヤンSCを退団し、STVVへ移籍。欧州挑戦1年目ながらも、2024/25シーズン序盤から守備陣の中心選手として活躍していた。

 しかし2024年11月8日のリーグ戦でアキレス腱を断裂。負傷箇所の手術を受け、長期離脱を余儀なくされると、チームも失速。ベルギー1部リーグ第26節を終えた時点で5勝9分12敗と、残留プレーオフ圏内の14位に沈んでいる。

 ベルギー紙『HBVL』が19日に伝えたところによると、谷口は現在東京都内でリハビリに励んでいるとのこと。本人は同紙のインタビューで「チームが残留争いで苦しんでいるのを見ていて辛い」とコメントしたという。

 負傷離脱により、日本代表から遠ざかっている谷口。STVVの苦戦に心を痛めているが、森保ジャパンがバーレーン戦でW杯出場を決めるとなれば、代表招集から遠ざかっている自身の現状について複雑な思いを抱くかもしれない。