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ブラジル人FWアデミウソンは、かつて横浜F・マリノス、ガンバ大阪、町田ゼルビアに在籍。2024シーズン終了後にブラジル4部ECアグア・サンタへ移籍したが、G大阪時代の飲酒運転や退団劇について語っている。
同選手は2015年に横浜FMでプレーすると、翌2016年から5シーズンにわたりG大阪に在籍。J1リーグで35ゴールを挙げるなど、同クラブの絶対的ストライカーとして活躍していたが、2020年10月に道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げの報告義務違反)や自動車運転処罰法違反の疑いで書類送検されると、同年12月にG大阪を退団している。
ブラジルメディア『ge』で2025年2月20日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は自身の過ちやG大阪退団について、こう振り返ったという。
「自分が変化するような出来事だった。もちろん、そんなことをしなくても変われたはずだけど、それも大事なこと。あのような形でチームを去ることを本当に後悔している。5年間在籍したチームだし、日本で6年間プレーしていたからね。だから、彼らが僕のためにしてくれたこと、そこで得た尊敬の念を考えると、違う形で去るべきだった。あのような形でチームを去ってとても悲しくて、動揺していた」
「会話もなければ、正当化することもない。『でも、僕は1本も100本も200本も取ったんだ』と言うこともない。話すこともない。もし、その1本でも取ってしまったのなら、あるいは悪いことだと分かっていながら悪いことをしてしまったのなら、何も話すことはない。何が間違っているか分かっているし、その代償を払うことになる。それが僕に起こったことなんだ」
なおアデミウソンはG大阪退団後、中国の武漢三鎮でプレー。同国1部、2部リーグのタイトル獲得を成し遂げると、2023年9月に町田へ完全移籍。Jリーグ復帰を果たしたが、当時長期離脱中だったブラジル人FWエリキの穴を埋めることはできず。リーグ戦3試合の出場で1ゴールという結果に終わり、わずか4か月でチームを離れた。