カターレ富山 写真:Getty Images

 カターレ富山は3月2日に2025シーズンのホーム開幕戦(明治安田J2リーグ第3節・ヴァンフォーレ甲府戦)を控えるなか、2月24日に富山県総合運動公園陸上競技場で行う除雪作業のボランティアを募集。ネット上では、地域に本拠地を置くクラブに対するJリーグの補助を求める声が挙がっているほか、秋春制移行に関する議論も白熱している。

 クラブ公式サイトによると、富山県総合運動公園陸上競技場では2月19日時点でピッチおよびスタンド、イベント広場や駐車場等、周辺環境の積雪が確認。甲府戦について「予定通り開催予定」としつつも、「安全安心な状況で試合を開催するためには各エリアの除雪作業が必要な状況」と説明。24日10時から約3時間にわたり除雪作業を実施する。

 その除雪ボランティアの募集を巡っては、甲府戦の開催を願う声がある一方で、「Jリーグも除雪の手伝いに来てほしい」「ボランティアが作業中に怪我をした時の責任は、Jリーグが負うべき」「日当はJリーグが払ってほしい」「Jリーグは雪降っても大丈夫な屋根付きの練習拠点を用意すべき」など、Jリーグへの要望や注文が相次いでいる。

 また一部からは2026年のシーズン移行に関するコメントも相次いでいるが、秋春制が降雪地域にホームを構えるクラブへ与える影響を指摘する声に対して、「秋春制は原因の一部でしかない」「秋春制より、日程の組み方や試合数の多さの方がよほど問題」といった意見も見受けられる。

 なお北陸地方では2月上旬から警報級の大雪に。アルビレックス新潟が大雪の影響により、新潟聖籠スポーツセンター(アルビレッジ)で十分なトレーニングができないため県外へ移動し、2月26日のJ1第3節・鹿島アントラーズ戦まで大阪府内でトレーニングを実施している。