サンフレッチェ広島 写真:Getty Images

 元U23フランス代表FWヴァレール・ジェルマンは、オーストラリア1部リーグ戦での判定に不満を抱いたことをきっかけに、マッカーサーFCを退団。元日本代表DF酒井宏樹(現オークランドFC)やFWキリアン・エムバペ(現レアル・マドリード)の元チームメイトには、Jリーグ移籍の可能性が報じられているほか、サンフレッチェ広島加入の憶測が飛び交っている。そんななか、本人が自身の去就報道に言及している。

 現在34歳の同選手は、かつてASモナコやオリンピック・マルセイユなどフランス国内クラブでプレー。2023年7月にマッカーサーFCへ加入すると、初の海外挑戦1年目である2023/24シーズンは、リーグ戦27試合の出場で12ゴール6アシストをマーク。2024/25シーズンもリーグ戦17試合の出場で7ゴール1アシストと、中心選手として活躍していた。

 しかし、2月9日開催のウェスタン・ユナイテッド戦では、判定を不服として卑猥なジェスチャーで審判を侮辱。AAP通信が17日に伝えたところによると、オーストラリアサッカー連盟(FFA)はジェルマンに2試合の出場停止が科し、選手本人はFFAの聴聞会に出席する予定だったが、マッカーサーFCは一転してFFAの処分を受け入れ。選手サイドと話し合った末、契約解除で合意に達している。

 そのAAP通信は「ジェルマンは日本国内クラブからのオファーに応じる予定だ」と報じているが、本人は19日、報道番組『10 News First Sydney』のインタビューで「そろそろ35歳になる僕が、このようなチャンスを断ることができるのか?」などと、Jリーグ移籍の可能性を認めている。

 また、同選手は17日時点で広島のセハット・ウマルコーチと相互フォロー。ネット上では、広島加入を予想する声が挙がっているが、本人はインタビューで移籍先のクラブ名を明かしていない。