佐野海舟 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズでプレーしていたマインツ所属MF佐野海舟は、海外挑戦1年目ながらブンデスリーガの舞台で活躍。森保一監督が同選手のパフォーマンスに言及しただけに、日本代表再招集の可能性について議論が白熱。代表OBの槙野智章氏は以前から同選手の代表復帰を望んでいる。

 佐野は2024年夏に鹿島からマインツへの完全移籍が正式決定した後、不同意性交の容疑で逮捕されたこともあり、9月以降は一度も日本代表に招集されていないが、ここまでブンデスリーガ全試合スタメン出場と、マインツの中盤で必要不可欠な存在に。2024年12月14日開催の第14節バイエルン・ミュンヘン戦でチームに勝ち点3をもたらすだけのハイパフォーマンスは、日本のサッカーファンの間で話題になった。

 報道によると、森保監督は欧州視察の際に佐野本人と直接対話。1対1での勝負強さを評価したほか、「欧州、ドイツの中でもトップレベルといっていいくらい存在感が大きかった」などと絶賛。代表復帰の可能性には言及しなかったとみられる。

 この報道を受けて、ネット上ではMF守田英正(スポルティングCP)の負傷離脱等を理由に代表復帰を推す声が挙がる一方、不同意性交の容疑で逮捕された過去を踏まえた反対意見も。森保ジャパン入りの可能性を巡り、賛否含めて様々な意見が飛び交っているが、槙野智章氏は同選手のクオリティーを評価。2024年10月27日放送の『ABEMAスポーツタイム』に出演した際、同選手についてこう語っていた。

 「めちゃくちゃ注目ですね。ボールの奪い方とか、マインツがこの順位にいるのは佐野選手(のおかげ)なんですよね。初めての海外移籍なんですけど、対戦相手の選手たちの試合後のコメントの評価も高い。フルタイムでずっと出てますし、パフォーマンスもかなりいいんで、化けるんじゃないかなと。日本代表にも必ず呼ばれると思ってます」