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リバプールに所属する日本代表キャプテンのMF遠藤航について、アルネ・スロット監督は起用法を見直すべきだと、同クラブに特化したUKメディア『Rousing The Kop』が指摘している。特に終盤の試合運びにおいて、遠藤の存在が重要であると強調した。
遠藤は今2024/25シーズン、プレミアリーグで先発出場がなく、主に終盤の試合を締めくくる役割を担ってきた。2月16日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦(2-1)では途中出場から20分間のプレーでチームの勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
今シーズンのリバプールは終盤にリードを失った試合が3度ある。ニューカッスル・ユナイテッド戦(3-3)、マンチェスター・ユナイテッド戦(2-2)、そして12日のエバートン戦(2-2)。いずれも、遠藤は出場機会を与えられていなかった。同メディアは、この傾向が単なる偶然ではないとし、遠藤が投入されていれば勝ち点を落とさずに済んだ可能性があると指摘した。
ただ、スロット監督自身も実際には遠藤の貢献を評価しており、ウルブズ戦後には「プレー時間の長さではなく、必要なときに結果を出せることが重要。遠藤は今シーズン、我々にとって本当に有益な存在だ」と称賛している。
リバプールはプレミアリーグの優勝争いを続けており、2位のアーセナルとは7ポイントと差は開いているが、今後の試合で勝ち点を取りこぼす余裕はない。スロット監督はこの傾向を学び、終盤の試合運びで遠藤を積極的に起用するべきだろう。