そこで再びイクラに戻すとすぐに釣れた。イクラは放流物狙いのイメージがあるが、初期の支流域ではヒレピンアマゴで効果を発揮することが結構ある。流れ込みを重点的に狙うが、アタリが出るのは流れ込みのヒラキのようだ。

しつこく探ると、今日一のアタリでサオが絞られる。慎重にやり取りして取り込んだのは、20cmクラスのヒレピンアマゴだ。これもやせておらず納得の魚体だ。写真を撮りリリース。この後は流れ込みで数匹入れ食いとなり次のポイントへ。
入れ食いを堪能
今度は落差のある流れ込みの深み。ここもアマゴが潜んでいそうだ。まずは流れ込みの流れに乗せて流すが、アタリはない。やはりヒラキだろうとヒラキをしつこく探ると連発。20cmクラスは出ないが、ここのアマゴは朱点が鮮やかで美しい。ここでも数匹入れ食いとなった。
時計を見ると午前8時前。仕事があるので納竿とした。結果1時間ほどで20cm頭に10匹以上のアマゴに出会えた。まだサビが残っている魚体なので、またの再会を期待したい。

今後はまだまだ寒い日が続きそうなので、しばらくは厳しい状況が続くと思う。やはりひと雨降り、雪が溶けないことには渓流は本格化しないと思う。郡上アマゴは始まったばかり。今後に期待したい。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
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