しばらくすると、トモでコウイカが上がったようだ。コウイカは単独行動しないはずなので、チャンスタイム到来と集中する。すると、ズシンッと重みが乗った。1匹目なので慎重に手巻きで巻き上げていると、途中でグイーッグイーッと力強い引きを見せる。船長が差し出したタモに無事に入りホッとする。

さあこれからだと意気込んで仕掛けを再投入すると、期待通りにすぐに乗ってきてくれた。気を良くして巻き上げていると、船の揺れで体が前のめりに突っ込んで思わず手をリールから離し、船べりについた瞬間に軽くなってしまった。
納得の4匹ゲット
気を取り直して再開。30分後に再び乗ったので、今度は電動で巻き上げる。これなら片手になっても大丈夫。2匹目を無事にゲットだ。しかし、調子が良かったのはここまで。エギを替えたり誘いを変えたりするが、1時間半ほどは無反応。
ようやく誘い上げた時に重みを感じたので、電動リールをオン。だが巻き上げていると、またもやフッと軽くなってしまった。リールのレバーを確認すると、なんと巻き上げスピードがハイになっている。大失敗だ。
ここで船長から「15分ほど移動します」のアナウンス。次のポイントは水深52mだが、ここではチビダコが釣れただけ。11時40分に再びアナウンスがあり、10分ほど移動。次は水深70mほどで私はコウイカを2匹追加できたが、バラシも3回あった。

そして、午後1時に終了。私の釣果は胴長コウイカ4匹とまずますの内容。今回はオレンジ系とチャート系のエギが有効だった。しかし、波があったとはいえ5回もバラしたのは反省点。ちなみにトップは8匹だった。
<週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎/TSURINEWS編>