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韓国1部・光州FCは、2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で躍進。横浜F・マリノス、川崎フロンターレを下したが、イ・ジョンヒョ監督がヴィッセル神戸を含めたJリーグ勢の特徴に言及したほか、韓国サッカー界が日本人選手の特徴から学ぶことについて持論を述べている。
2010年創設の光州FCは、イ・ジョンヒョ監督就任1年目の2022シーズンに1部昇格を果たすと、翌2023シーズンはリーグ3位と健闘。2024シーズンは9位に終わったが、2024/25シーズンのACLEでは初戦で横浜FMを7-3で下すと、2戦目も川崎相手に1-0と勝利。神戸には0-2で敗れたが、リーグステージ4勝2分2敗で5位とJリーグ勢に劣らないだけの好成績を収めている。
韓国サッカーを専門に扱う『コリアン・フットボールニュース』が2月18日に伝えたところによると、イ・ジョンヒョ監督は日本国内クラブとの対戦で多くのことを学んだ模様。指揮官は川崎、神戸、横浜FMの印象についてこう語っている。
「日本のクラブには、明確なサッカー哲学がある。川崎はハイプレスとビルドアッププレーが印象的だったし、神戸はフィジカルとダイレクトなサッカースタイルに重きを置いていた。横浜FMは両方の長所を兼ね備えているように見えた」
また同監督は「日本人選手は若い頃から優れたサッカーを学んでいるようだ。最も際立っていたのは、彼らは失敗を恐れないということ」と絶賛。「我々もこのマインドセットを取り入れて学ぶ必要がある。韓国では、ユースの選手がボールを持ってプレーすると、『個人プレーだ』と批判されることが多い。若いうちからボールコントロールや戦術を総合的に教える必要がある」など、韓国サッカー全体が日本を見習う必要があるとの認識を示した。