特に、幸福な表情に対する反応が低下することは、高地に住む人々の精神的健康にも関係している可能性があります。
ポジティブな感情を読めなくなっていることが、うつ病や不安症の発症に繋がっているのかもしれません。
今後の研究では、高地へ移住した人の脳がどのように変化していくのかを長期的に追跡する研究が求められます。
もし今後、高地生活による影響を軽減する方法が発見されれば、多くの人にとって有益な知見となるでしょう。
標高の高い場所での生活が、私たちの脳に思いもよらない変化をもたらしているのかもしれません。
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参考文献
Living at high altitudes may alter how the brain processes emotions
https://www.psypost.org/living-at-high-altitudes-may-alter-how-the-brain-processes-emotions/
元論文
Long-term high altitude exposure reduces positive bias of facial recognition: Evidence from event-related potential
https://doi.org/10.1016/j.neuroscience.2025.02.024
ライター
千野 真吾: 生物学出身のWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。
編集者
ナゾロジー 編集部