■「電波実況」って何だ?

こちらの動画は、ネットミーム「電波実況」のパロディである。

電波実況は、2003年に開催された当時国内最高峰の格闘ゲーム大会『闘劇』にて、当時トップゲーマー(現在はプロ)であった梅原大吾氏の試合を「がまの油」氏が実況したもの。

3on3のチーム戦、大将対決で迎えた最終ラウンド。その両手にかかるプレッシャーは相当なものだが、なんと梅原氏は一方的な読み勝ちを見せ、鬼神のような圧勝ぶりを見せる。

その際に飛び出た実況内容が「ウメハラがぁ!捕まえてぇ!ウメハラがぁ!画面端ぃっ!バースト読んでぇっ!まだ入るぅ!ウメハラがぁっ!…つっ近づいてぇっ!ウメハラがぁ決めたぁぁぁーっ!」というもの。

同タイトルをプレイした経験のない人でも「何かとんでもないことが起きている」と一目で分かる、正に名(迷)実況である。一度聞くと癖になる言い回しと異様な興奮度合いから、ネット上では「電波実況」と名付けられ、長きに渡って愛されているのだ。