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2月15日、明治安田J2リーグ第1節が行われ、RB大宮アルディージャはNACK5スタジアム大宮でモンテディオ山形と対戦した。後半アディショナルタイムにFW藤井一志が決勝ゴールをあげて2-1で勝利した大宮は、レッドブル買収後初の公式戦を白星で飾った。
そんな中、大宮に所属するMF泉柊椰が、チームメイトのDF茂木力也と元プロサッカー選手でマルタなどで活躍した中村駿介氏のYouTubeチャンネルにて2月16日に公開された動画内で、ヴィッセル神戸から完全移籍した裏側や、レッドブルの傘下になる前後でクラブにもたらされた変化などを語っている。
泉は、中村氏から2024年にレンタルで大宮へ加入し今季から完全移籍した背景について問われると「神戸でトライしたいもあったが、海外でプレーしたい気持ちがある。サイドアタッカーは長い間プレーできないことを考えると、試合に出れない神戸よりも出れる大宮で尚且つ海外が身近にあることも魅力となって決断した」と答えた。移籍に関しては、かなり悩んだ末に決めたようだ。なお、神戸との契約はまだ残っていたため、移籍金が発生したという。
また、中村氏の「レッドブルがスポンサーに入ったことで何が変わったか」という質問に対し、茂木は「筋トレの器具や走行距離を測定するGPSが精度の高いやつになり、フィジカルデータの測定やメディカルの機械も良いやつになった」と回答。その上で泉は「データが身近にあるから海外の選手と比較されている」と付け足した。
気になる勝利給については「買収前と大きくは変わらないが勝ち点などによっても変わり、細かい契約になっている」と明かした。
15日のJ2開幕戦にはレッドブルグループのサッカー部門を統括する元リバプール監督のユルゲン・クロップ氏も来場。新生大宮の劇的勝利を見届けた。