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2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕節・ヴィッセル神戸対浦和レッズが、2月15日にノエビアスタジアム神戸で開催。試合前、神戸サポーターが「神戸讃歌」を歌う際、浦和サポーターがブーイングしたことを巡り、賛否含めて様々な声が挙がっているが、両クラブのOBである槙野智章氏は過去に前向きな反応を示していた。
神戸サポーターはホームゲームにおいて、1995年の阪神淡路大震災での被災に込められた思いを反映した神戸讃歌を試合前に歌う。この神戸讃歌に対しては、多くの対戦相手のサポーターが敬意を表しているため、神戸讃歌を歌い終わるまでは自クラブのチャントを被せず、ブーイングもしないケースが多い。
しかしこの一戦では、神戸サポーターが神戸讃歌を歌う際にアウェイゴール裏にいる一部の浦和サポーターがブーイングでかき消そうとしたのだ。その時の様子が50秒ほどの動画によりネット上で拡散されると、ブーイングの是非等を巡り議論が白熱している。
ノエビアスタジアム神戸における両クラブの対戦では、2023年3月11日に行われた一戦でも、同様の事象が発生。神戸讃歌の際にアウェイゴール裏からブーイングが湧き起ったほか、歌い終わる直前にはアウェイサポーターによるチャントの熱唱でスタジアムの雰囲気が変わっている。
この2023年3月11日開催の一戦における両クラブサポーターの様子も当時、ネット上で拡散されたが、槙野氏は「この雰囲気たまらない」、「スタジアムの雰囲気を創造するうえで凄く洗練されて完成された流れ」といった前向きな投稿をリツイート。自身の意見こそ述べなかったものの、少なくとも浦和サポーターのリアクションは否定していないようだ。