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winhorse/iStock
ファストフードで好きなお店と言われたら、CoCo壱番屋か吉野家が双璧です。カレーは大好物ですが、とても脂質が高いので、最近は「特別な日」以外はなるべく食べないようにしています。
今週はなんと週に3回禁酒する日があったので、そのご褒美に久しぶりにCoCo壱番屋に行ってみました。
ファストフードチェーンの中ではCoCo壱番屋は価格の高い方に入ると思いますが、今回もご飯200グラムのほうれん草カレー3辛に、唐揚げ3個をトッピングして、会計は税込みで約1100円でした。
CoCo壱番屋では、カレーの辛さを自由に調整できます。以前は、5辛までは同じ料金だったと思いますがメニューが改定され、辛さが1段上がることに22円ずつ料金が追加されていました。
それよりも衝撃的だったのは、180円でトッピングに追加した唐揚げの大きさです。衣がたっぷりついた唐揚げは驚くほど小さく、インフレを実感させるものでした(写真)。
ボリュームが抑えられているのはウェイトコントロールには良いのかもしれませんが、1000円以上を出してこのカレーはさすがに物足りなく割高に感じます。相変わらず美味しいカレーですが、ちょっと残念です。
しかし、このような価格上昇と品質の低下は、CoCo壱番屋に限ったことでは無いのかもしれません。
商品提供する企業側からすれば、原材料費や人件費の高騰によって、収益の確保がますます難しくなっています。
そもそも日本国内における外食料金が低すぎ、それが適正価格に修正されていく過程と考えることもできます。
1100円といっても、アメリカドルに換算すれば7ドルです。清潔な店内で丁寧な接客をしてもらい、チップも払わないでこれだけのサービスを受けることができる。先進国の中ではまだ安いと感じます。
ファストフードを気軽に1000円以下で食べられる時代はもう戻ってこないと思います。