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ブンデスリーガの2024/25シーズンタイトル争いの行方を占う一戦、首位バイエルン・ミュンヘンと2位バイエル・レバークーゼンの直接対決が2月16日にレバークーゼンのホームで行われ、スコアレスドローに終わった。この結果、バイエルンは勝ち点8差を維持。バイエルン専門の分析サイト『Bavarian Football Works』は「バイエルンの優勝がほぼ確実な状況」と早くも宣言した。
この試合ではバイエルンに所属する日本代表DF伊藤洋輝が初先発し、68分の交代まで左ウイングバックとして起用された。しかし、バイエルンの守備陣が序盤からレバークーゼンの圧力を受け続けた関係もあり、伊藤は対峙したレバークーゼンのDFジェレミー・フリンポンに手を焼いていた印象だ。
前半はレバークーゼンが主導権を握り、フリンポンとFWネイサン・テラがクロスバーを叩く場面もありながら、バイエルンの攻撃は沈黙。前半45分間、シュートゼロに終わるという異例の展開となった。
後半に入るとバイエルンは慎重な姿勢を強め、引き分けを狙うような試合運びに。72分にFWハリー・ケインがようやく初シュートを放つも、あっさりとブロックされる。対するレバークーゼンも決定機を迎えたが、試合終了間際のFWフロリアン・ビルツのシュートは枠を外れた。
バイエルンのバンサン・コンパニ監督は守備的な戦いを選び、チームは敵地で勝ち点1を確保。攻撃面では課題を残したものの、守備戦術の柔軟性を示し、コンパニ監督の手腕が評価される試合となったようだ。