JLOCも初めてのチームタイトル獲得に
12月8日、鈴鹿サーキットで2024 AUTOBACS SUPER GT第5戦(最終戦)『SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL』の決勝レースが行われた。今回のレースは、8月31日〜9月1日に予定されていたが、台風の影響で12月開催へと延期されたものだ。
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決勝日は、気温は13度、路面温度21度と12月のコンディション。スタート前には、三重県警察の白バイ7とパトロールカーの先導でパレードラップが行われ、その後低い路面温度を考慮して2周のフォーメーションラップに入りレースの火蓋が切って落とされた。
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レース序盤はポールポジションから逆転タイトルを狙う#88 JLOC Lamborghini GT3が先行し、それを#61 SUBARU BRZ R&D SPORTと#2 muta Racing GR86 GT、#31 apr LC500h GTが追う展開となる。
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また、#87 METALIVE S Lamborghini GT3がデグナーカーブでGT500車両と接触しバリアにクラッシュしてしまったため、FCY(フルコースイエロー)が導入されることとなった。
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FCYの解除後は、トップの#88は後続にリードを築きはじめる。その後15周には、8番手につけていたランキングトップの#65 LEON PYRAMID AMGが真っ先にピットインし、ここではタイヤ無交換作戦で素早くピットアウトした。
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一方、トップの#88号車はリア2輪のみを交換してドライバー交代。全車が所定のピットを終えると、トップは#2で、これに#31、#88が続く展開となる。その後31周目に#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-Rがデグナーカーブでストップしたことで再びFCYとなった。
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そして38周目に、#88は#2をオーバーテイクすることに成功しトップに浮上。その後もペースを緩めることなく#88 VENTENY Lamborghini GT3は、オートポリス、もてぎに続き3連勝、今シーズン4勝目を獲得した。
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2、3位は#2 muta Racing GR86 GTと#31 apr LC500h GT。#65 LEON PYRAMID AMGが4位に終わり、シリーズポイントでは#88に逆転を許すことになった。これにより、2024年のGT300クラスのドライバータイトルは#88 VENTENY Lamborghini GT3の小暮卓史/元嶋佑弥組が初の獲得。またJLOCは全日本GT選手権(JGTC)の初年度1994年から参戦を続けているが、こちらも初めてのチームタイトル獲得となった。
フォト=田村 弥/W.Tamura
文・LE VOLANT web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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