ミツバチは、植物の受粉媒介者として知られるほか、計算能力や顔認識、さらには道具の使用まで、多彩な能力を持っています。

そんなミツバチの、驚くべき賢さを捉えた映像があります。

なんと2匹のミツバチが互いに協力してペットボトルのフタを開けたのです。

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  • 協力プレイでキャップのフタを開封⁈

協力プレイでキャップのフタを開封⁈

その瞬間はブラジルのサンパウロで、昼休み中の職員により目撃されました。

手元に置いていたファンタオレンジのキャップに2匹のハチが飛来し、おもむろにフタを開け始めたというのです。

そこで急遽、カメラを回したのだという。

この映像はXに投稿され、またたく間に話題を呼びました。

もちろん、がっちりと締められたキャップのフタを回して開けたわけではありません。

フタは最初からかなり緩んだ状態で置かれ、その隙間から漏れ出るファンタの甘い香りに誘われてハチがやってきたとのこと。

いずれにせよ、そのすごさに変わりありません。

動画内では、2匹のハチがちゃんとフタを反時計回りに回している様子が見られます。

そのことから、SNS上では「ごく小さな脳の中に、どうしてこのような知性が存在しうるのか」という疑問の声が上がりました。

ハチがなぜ賢いのか?
ハチがなぜ賢いのか? / Credit: jp.depositphotos

しかし、近年分かってきたことは、動物の賢さは脳の大きさがすべてではないということです。

ハチのように小さな生物は、脳細胞がコントロールする体の大きさが圧倒的に小さいので、自然と脳も小さくなります。

また、認知機能の高さは「脳のサイズよりも、神経細胞間の接続の複雑さによる」とする研究結果もあります。