ラウール・アセンシオ 写真:Getty Images

 ラ・リーガで首位に位置するレアル・マドリード(スペイン1部)は15日に行われるラ・リーガ第24節でオサスナ(スペイン1部)と対戦する。しかし、最終ラインで怪我人が相次いてでおり、緊急事態となっている。

 トップチーム登録されているセンターバックの選手がカルロ・アンチェロッティ監督の構想から外れているスペイン人DFヘスス・バジェホのみとなっているなかで、カスティージャ登録のスペイン人DFラウール・アセンシオが台頭。アトレティコ・マドリード(スペイン1部)やマンチェスター・シティ(イングランド1部)相手にもプレーできる実力を示した。

 そのアセンシオはブラジル代表DFエデル・ミリトンの負傷を受けて、昨年11月にトップチームデビューを果たすと、その試合でイングランド代表MFジュード・ベリンガムのゴールをアシスト。その後もビルドアップ能力の高さや守備範囲の広さなどを武器にここまでの公式戦22試合に出場している。

 そのなかで、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)のスポーツディレクターを務めるルイス・カンポス氏がアセンシオの関係者と話し合い、獲得に向けて高額オファーを準備していることを伝えた模様。移籍金最大4500万ユーロ(約71億9000万円)を準備しているようだ。

 その一方で、マドリードはシーズン終了後に2026年夏まで契約を結んでいるアセンシオと新契約を結びたいと考えているとのこと。大幅な昇給を含めた5年契約準備している模様。一部メディアではスペイン代表に招集される可能性も取り沙汰されている同選手だが、どのような結末が待っているのだろうか。