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スウェーデン1部IFKノルシェーピン所属の元スウェーデン代表MFダヴィド・モーベルグは、かつて浦和レッズやギリシャ1部アリス・テッサロニキに在籍。2024年冬のIFKヨーテボリ復帰破談を振り返っている。
現在30歳の同選手は、2021年12月にチェコ1部ACスパルタ・プラハから浦和へ完全移籍。来日1年目の2022シーズンは、リーグ戦20試合の出場で8ゴールをマークしたが、2023年は出場機会を減らし、同年7月にテッサロニキへ期限付き移籍した。
ただ移籍先のテッサロニキでもスタメンでの出場機会が限定。10月以降はほぼ全試合でベンチスタートとなり、ギリシャ国外で退団報道が飛び交うなか、2024年1月にヨーテボリ復帰の可能性が浮上。現地入りやメディカルチェック受診の可能性も報じられたが、スウェーデンメディア『Sportbladet』は2月1日に「税金関係の問題により、モーベルグのヨーテボリ復帰は90%の確率で破談に終わる」と報道。結局2024/25シーズン終了後までテッサロニキにとどまった後、ノルシェーピンへ加入している。
スウェーデン紙『fotbollskanalen』で2025年2月6日に掲載されたインタビュー記事によると、モーベルグ本人は「(2024年1月に)ヨーテボリ移籍で合意していたか?」という質問に「ノー」と答えた上で、こう語ったという。
「冬(2024年1月)にヨーテボリ移籍の話はしていた。彼らからの関心が最もホットだったし、(他クラブとの比較で)彼らと話した回数が最も多かったが、不可能だと分かった。『今すぐには無理だが、(2024年の)夏やそれ以降だと可能かもしれない』と言わなければならなかった。だが、夏になったら、もう彼らはあまり興味を示さなくなったんだ」
「当時、日本のクラブ(浦和)からギリシャのクラブ(アリス)へ期限付き移籍していた。多くのクラブが絡んでいたので、とても複雑だった。(去就を決めるにあたって)多くの意志があった。(2024年1月に)僕は移籍手続きを進めたいと思っていたが、何も起こらなかったんだ」