上掲Bloomberg 2025-2-12
FTの外交チーフコメンテータ、ギデオン・ラックマンも ”Now welcome to the age of neoimperialism”って書き出しで、ヤルタ会談には言及していないが、よく似た趣旨の警告コラムを載せている。こんなホラーが現実化したらどういう行く末が待っているかについては、こちらのコラムの方が雄弁だ。
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Trump, Putin, Xi and the new age of empire
昨今「戦後国際秩序は動揺している」と言われる。「秩序」の実体は、人々がそれに信頼を寄せて信任している心理の集合のことだとすれば、こんなホラーが語られるくらいに信頼や信任が動揺して疑心暗鬼が膨らんでいるということは、秩序は既に崩壊が始まっているということだろう。
※)65周年戦勝記念行事は2010年の対独戦勝利記念日5月9日にモスクワ赤の広場で行われた。ロシアだけでなく米、英、仏、宇、波の兵士が一緒にパレードを執り行った。
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U.S. Troops March in Victory Day Parade
編集部より:この記事は現代中国研究家の津上俊哉氏のnote 2025年2月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は津上俊哉氏のnoteをご覧ください。