■加熱用牡蠣「生食」の危険性

先日、Sirabee編集部が消費者庁を取材したところ、生食用と書かれた牡蠣については「食品衛生法で規格基準が決まっており、具体的には細菌数や、腸炎ビブリオ等の基準をクリアしたものだけが『生食用』として販売できます。合わせて加工基準もクリアしないといけない」との回答があった。

つまり、生食できる生牡蠣はこれら厳格なルールを通ったものだけで、今回のように「加熱調理用」と記載されている牡蠣を生で、かつ消費期限切れで摂取した場合、ビブリオ菌感染症などのリスクが生じる。