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バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)の名誉会長であるウリ・ヘーネス氏が、今後の夢としてある選手を獲得することだと明かした。
ドイツ『ビルト』のインタビューに応じたヘーネス氏が獲得を熱望する選手はバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)のドイツ代表MFフロリアン・ビルツ(21)だという。ただ、レバークーゼンと長期契約を残していることから高額な移籍金は必至であり、今夏に獲得できる可能性は限りなく低いと考えているようだ。
「もし、私に夢があるとするならば、ビルツをバイエルンへ移籍させることだ。移籍金や年俸、契約金だけで1億ユーロ(約160億4000万円)以上が必要だ。バイエルンはおそらくこの夏にその話をまとめることはできないだろう。我々はビルツが欲しい。しかし、それには3つの条件がある。彼はまだレバークーゼンと長期契約を結んでいるから、可能性としては10%だ」
昨季はクラブのブンデスリーガ優勝に大きく貢献し、個人としてもMVPを獲得したビルツは卓越したボールコントロールと高水準なキック精度を武器に今季もここまで公式戦34試合で15ゴール12アシストを記録。今季も圧巻のスタッツを残している。
なお、ビルツにはレアル・マドリード(スペイン1部)やマンチェスター・シティ(イングランド1部)など複数クラブが関心を示しているとされている。その一方で、レバークーゼンは2028年夏までの新契約締結に迫っているとも報じられているなかで、同選手は今夏に移籍することはあるのだろうか。