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2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕節で、横浜・マリノスとのアウェイゲームに臨むアルビレックス新潟。最強寒波により新潟県内が大雪に見舞われたことにより、選手たちは県外でのトレーニングを余儀なくされているというが、この現状を巡りファン・サポーター等の間で議論が白熱。秋春制移行に関する意見も飛び交っている。
新潟県では2月上旬から警報級の大雪に。新潟市をはじめ平地でも積雪量が増加し、一部の高速道路や国道が通行止めになるなど、交通機関への影響も出ているだけに、以前からトラック等によるチーム用具の輸送、新幹線や高速バス等によるファン・サポーターの移動等への心配する声が挙がっている。
報道によると、同クラブは大雪の影響により、新潟聖籠スポーツセンター(アルビレッジ)で十分なトレーニングができないため、県外へ移動。2月26日のJ1第3節・鹿島アントラーズ戦まで大阪府内でトレーニングを実施するという。
この報道を受けて、ネット上では「十分なサポートを得られない環境で練習するって、不公平さ感じる」「雪国クラブを置いていかないでください」など、Jリーグに対する要望や注文が。「Jリーグはしっかりと補償してほしい」など、大阪滞在により発生する費用の負担を求める声も湧き起こっている。
ただ一方で「新潟だけでなく、モンテディオ山形も千葉県に拠点を置いて練習している」など、積雪量が多い地域にホームスタジアムを構えるクラブとの比較も。一部のファン・サポーターは「新潟は何かしら案を考えておかないと、秋春制が始まったら更に厳しくなる」「秋春制は仕方ないけど、真冬と真夏の試合開催は避けざるを得ない」など、2026年のシーズン移行を見据えているが、夏や冬の異常気象が顕著であるだけに「ドーム型スタジアムじゃないと試合できないのでは?」という意見も見受けられる。