アウディがモデル名のアルファベットと数字のネーミングルールを見直すと発表。今後はグローバルで各モデルのボディサイズと車格を、統一されたわかりやすい方法で表現。これにより電気自動車と内燃機関エンジン搭載モデルを数字で分けていたルールが改変される

 独アウディAGは2025年2月3日(現地時間)、「世界中のカスタマーが直感的に理解できる」ことを目的に、モデル名をグローバルで標準化すると発表した。

アウディが「世界中のカスタマーが直感的に理解できる」ことを目的にモデル名をグローバルで標準化すると宣言
(画像=▲アウディが「世界中のカスタマーが直感的に理解できる」ことを目的に、モデル名をグローバルで標準化すると発表。偶数・奇数のモデル番号でパワートレインを区別するネーミングルールを見直し、サイズと車格に基づいた、1文字以上のアルファベットと数字で構成するルールに刷新する,『CAR and DRIVER』より 引用)

 モデル名のネーミングルールの改変を決定した背景には、アウディAG セールスおよびマーケティング担当取締役のマルコ・シューベルト氏によると「世界中のカスタマーの要望、および各国ディーラーからのフィードバック」があるという。そして、「新しいアウディのネーミングルールは、世界中のすべてのカスタマーが直感的にわかる指標となる。ボディサイズと車格が一目でわかるモデル名を採用する」とコメントしている。

 具体的には、モデル名のアルファベットと数字のフォーマットの見直しを実施する。今後はグローバルなモデル名を、1文字以上のアルファベットと数字で構成。AとQの文字は従来どおりローフロアとハイフロアの違いを示し、数字(現在は1から8まで)はパワートレインの種類に関係なく統一された基準で分類する。その結果、偶数・奇数のモデル番号でパワートレインを区別するルールは廃止され、サイズと車格に基づいたネーミングルールにより、電気自動車と内燃機関エンジンモデルが同じアルファベットと数字の組み合わせを共有することとした。そして、モデルやバリエーションの識別はボディスタイル(例:Avant=アバント、Sedan=セダン、Sportback=スポーツバック)と、既存のパワートレインコード(例:e-tron、TFSI e、TFSI、TDI)を用いて表記する。

 なお、新しいネーミングルールは本年3月4日にワールドプレミアを飾る、内燃機関エンジン搭載のA6で最初に適用する予定。例えば、A6 Avant TFSIは、パワートレインコードにより電気自動車であるA6 Avant e-tronと明確に区別される。ちなみに、すでに販売されているモデルについては、遡ってモデル名を変更する予定はないという。

アウディが「世界中のカスタマーが直感的に理解できる」ことを目的にモデル名をグローバルで標準化すると宣言
(画像=▲新しいネーミングルールは本年3月4日に世界初公開する、内燃機関エンジン搭載のA6で最初に適用する予定。写真は電気自動車のA6 Avant e-tronおよびS6 Sportback e-tron,『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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