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国立競技場では、2月16日に明治安田J1リーグ開幕節の東京ヴェルディ対清水エスパルスが開催。この試合では『THE国立DAY』として、Jリーグによる無料招待企画が実施されているが、チケットの転売行為が多数確認されている。
2025年も国立競技場開催の公式戦で無料招待企画を実施しているJリーグ。東京V対清水では、抽選で5000組10000名に対して、メインスタンド3層・バックスタンド3層・ゴール裏3層のいずれかのチケットが割り当てられているが、チケット当選者に対して「賞品のオークション等への出品は、固くお断りいたします」と呼びかけている。
ただチケット仲介アプリ『チケジャム』では、12日の時点で40件以上の出品が。メインスタンド3層のチケットが1枚あたり1100円以上で販売されているが、席種がメインスタンド3層・バックスタンド3層・ゴール裏3層であるチケットが存在するほか、出品者による「予定が入り行けなくなりました。QRコードお送り致します」「受け取り用のURLをお送りします」といった説明も。Jリーグが無料招待企画の当選者に対して、チケット発券用のURLを送付しているだけに、無料招待チケットが出品された可能性も考えられる。
国立競技場開催の公式戦における無料招待企画を巡っては、定価で購入したとみられる一部のファン・サポーターから不満の声が湧き起っているほか、無料チケット転売のリスクも指摘されている。
また2025年2月8日開催のFUJIFILM SUPER CUP(富士フイルム杯)ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島でも、無料招待企画の対象席種であるバックスタンド3層のチケットが、定価(一般発売で5000円)のおよそ10分の1である600円で出品されるなど転売行為が大量発生。ネット上では、無料チケット転売の可能性を指摘する声が挙がっていた。