室屋成 写真:Getty Images

 ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は2月はじめ、「2025年以内に契約満了を迎える海外日本人選手の市場価値トップ5」を公表。FC東京から海外移籍を果たしたハノーファー所属DF室屋成、京都サンガ出身のFCシンシナティ所属MF久保裕也らが名を連ねている。

 同サイトの公表データによると、東京ヴェルディ出身のジル・ヴィセンテ所属MF藤本寛也が400万ユーロ(約6億4000万円)で1位に。2位にバンクーバー・ホワイトキャップス所属GK高丘陽平(200万ユーロ:約3億2000万円)、3位に久保(150万ユーロ:約2億4000万円)、4位にグラスホッパー・クラブ・チューリッヒ所属DF瀬古歩夢(100万ユーロ:約1億6000万円)、5位に室屋(70万ユーロ:約1億1000万円)となっている。

 このうち、藤本に関しては現時点でジル・ヴィセンテと契約延長の可能性が報じられておらず。2024年1月にMF守田英正所属スポルティングCPからの関心も取りざたされたほか、2023/24シーズン終了前にはブンデスリーガ昇格組ザンクトパウリの獲得候補と報じられるなど、欧州の移籍市場における知名度は高いとみられる。

 また京都サンガ出身の久保については、2025シーズンの始動日からシンシナティのトレーニングを欠席。クラブへの報告が無かっただけに、一部では監督との関係悪化を理由に移籍の可能性が報じられていたが、2月6日までにチームへ合流している。

 セレッソ大阪から海外挑戦を果たした瀬古については、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)の情報を専門に扱う『Markaj News』が2月4日、ミネソタ・ユナイテッドからの関心を伝えたものの、アメリカ人ジャーナリストのアンディ・グラダー氏は「瀬古とミネソタの間に具体的なつながりはない」などと、報道内容を否定している。