日本ミシュランは2025年1月31日、プレミアム・コンフォートタイヤの新製品「プライマシー 5」を3月1日から順次発売すると発表した。サイズは16インチから20インチまでの全42サイズ、価格はオープンプライスとなっている。

ミシュラン セダン、ミニバン、SUVにもフィットするプライマシー5を発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

新製品の「プライマシー 5」は、従来の「プライマシー 4」と「プライマシー SUV」を統合した後継タイヤで、コンパクトカー、セダン、ミニバン、SUVなど幅広い車種に対応できるようになっている。

ミシュラン セダン、ミニバン、SUVにもフィットするプライマシー5を発売
(画像=プライマシー 5を発表するミシュランマンと須藤元社長、『AUTO PROVE』より 引用)

コンフォート・タイヤというポジションのため、滑らかな乗り心地と高速走行時の安定したハンドリング性能、雨天時の優れたウェットブレーキング性能の高次元での両立と、性能はより長く継続する長寿命であることがアピールポイントだ。

耐摩耗性は従来タイヤに比べて約30%向上し、摩耗した状態でのウエット路面でのブレーキ性能は約2.4%向上している。

ウエット性能に関してはロングラスティング スカルプチャー・パターンを採用。ショルダー部の縦溝の幅を広げて排水性能を向上させている。また太い横溝と細い横溝を組み合わせることでブロックのエッジ数を増加させ、これにより静粛性を損なわずに排水性能・エッジ効果を向上。

従来の「プライマシー 4+」に比べ、新品時および摩耗した状態のどちらにおいても溝の体積が10%以上増加しており、摩耗した状態でも性能が長く継続するようになっている。

ラベリング制度では最高グレードの「a」を獲得している。また転がり抵抗は約7%向上しており、ラベリング制度では最高グレードの「AA」取得サイズを拡大。

コンパウンドは、新開発のファンクショナル・エラストマー 3.0を採用。この新世代の合成ゴムをトレッドコンパウンドに使用することで濡れた路面でのグリップ性能と転がり抵抗、そして耐摩耗性をさらに高い次元でバランスさせることに成功している。

ミシュラン セダン、ミニバン、SUVにもフィットするプライマシー5を発売
(画像=ロングラスティング スカルプチャー・パターン(左)とサイレントリブ Gen3、『AUTO PROVE』より 引用)

静粛性能では、サイレントリブ Gen3を採用し、プライマシー・シリーズの訴求点である静粛性をさらに向上させている。従来からのコンセプトを踏襲しつつ、3本のセンターリブに配置されている横溝の両端部分が主溝に接続する角度を最適化。これにより各ブロックのエッジ部分の剛性が高められ、ブロックの振動を抑制し、ノイズ軽減及び耐摩耗性の向上に貢献している。

ミシュラン セダン、ミニバン、SUVにもフィットするプライマシー5を発売
(画像、=マックスタッチ・コンストラクションによる接地面積拡大(左)とバリアブルピッチ『AUTO PROVE』より 引用)

さらにトレッド面の横溝のバリアブルピッチを改良。溝の量と配置を最適化することで、加硫する際のゴムの流れをコントロールし、静粛性に加え真円度も向上させている。

構造では、マックスタッチ・コンストラクションと呼ぶ内部構造の最適化技術により、トレッド面のより均一な接地圧分布を実現。これにより加速時、ブレーキング時、コーナリング時においても接地面が安定し偏摩耗を抑制することができる。

ミシュラン セダン、ミニバン、SUVにもフィットするプライマシー5を発売
(画像=サイドウォールのプレミアムタッチ、『AUTO PROVE』より 引用)

またデザイン面では、タイヤサイドウォールに深みのある上質な黒さと、ベルベットのような高級感ある手触り「プレミアムタッチ」を18インチサイズ以上に採用。サイドウォールで光がタイヤ表面で反射をし、反射量が多いと白く見え、反射量が少ないと黒く見え、上質さが感じられるようになっている。

ミシュラン セダン、ミニバン、SUVにもフィットするプライマシー5を発売
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

提供・AUTO PROVE

【関連記事】
BMW M550i xDrive (V型8気筒ツインターボ+8速AT:AWD)試乗記
マツダ3e-スカイアクティブ X試乗記 トップグレードエンジンの進化
トヨタ ヤリスクロス試乗記 売れるクルマ(1.5Lハイブリッド4WD)
ホンダ N-ONE試乗記 走りが楽しいRS(FF 6速MT、CVT、ターボ&NA)
スズキ ソリオバンディット試乗記(1.2LMHEV CVT FF)