2月を間近に控え、今さら「新春」というのもきまりが悪いところがありますが、正月明けからお届けしてきた新春インタビュー企画は、今年の分が終了しました。「一年の計は元旦にあり」とも言われますが、年の初めにあらためてトップから示される2025年への思いや抱負に触れ、こちらも身が引き締まる感じがします。
国内IT市場は、総じて明るい景況のようで、私が取材でお会いしたトップの皆さんからは「24年は非常に手応えのある1年だった」「いい仕事ができた」といった前向きな声が聞こえてきました。国内では「DX」という言葉自体は流行語のように消費されつつあるものの、企業におけるIT投資の重要性はますます高まっている中で、ITベンダーや、そのパートナーの果たす役割もまた、大きくなっているのだと考えます。
もちろん、各社ごとに課題も見えています。あるトップは「離職率が高くなっている」とこぼしていました。コロナ禍によってリモートワークが普及し、それ自体は意義のあることですが、マネジメントの面で苦労し、従業員のオンボーディングがうまくいかないケースがあったようです。企業規模の大小に関わらず、いかに人材を定着させていけるかが、今後のビジネス成長を左右する要素になるのかもしれません。
25年の十干十二支は「乙巳」(きのとみ)。中国の陰陽五行思想によると、劇的な変化が起こる年とも言われるそうです。果たしてそれは良い変化か、悪い変化か。業界の動きをつぶさに見守りたいと思います。(藤岡 堯)
提供元・BCN+R
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