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オランダから帰化したインドネシア代表DFサンディ・ウォルシュは、ベルギー1部KVメヘレンから横浜F・マリノスへ完全移籍。2024年1月のAFCアジアカップ日本代表戦でゴールを奪ったサイドバックが早速、Jリーグや横浜FMのレベルを評価している。
KRCヘンク、ズルテ・ワレヘム、KVメヘレンとベルギー国内クラブでのプレーが続いていたウォルシュは、2月9日に横浜FMへの移籍が正式決定。ベルギー紙『GVA』で11日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は新天地の印象についてこう語ったという。
「移籍前からマリノスが日本のトップクラブであることは知っていたけど、(チームに合流してから)僕の目はさらに開いたよ。ここはすべてがハイレベル。失礼だが、(KVメヘレンなど)以前プレーしていたクラブでは経験したことのないレベルだ。ベルギーリーグで比較するなら、マリノスはクラブ・ブルッヘに近いと思う。J1リーグですでに5度も優勝しているし、AFCチャンピオンズリーグでは決勝まで勝ち進んだ」
またウォルシュはJリーグについて「僕自身、Jリーグを様々な観点から非常に高く評価している。アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャがヴィッセル神戸へ移籍したことにより、欧州からの注目度は以前より上がっている」とコメント。
「Jリーグはアジアサッカーのプレミアリーグだ。サウジアラビアがそれに近い。たしかにクリスティアーノ・ロナウドのようなビッグネームのおかげで、サウジアラビアのリーグを追いかける人も増えた」などと、スター選手の参戦が相次ぐサウジアラビア1部リーグを比較対象に挙げた。
なお『GVA』はウォルシュと横浜FMの契約内容について、「単年契約を結んだが、1年半の契約延長オプションが付帯」と伝えている。日本代表との対戦などを通じて、日本サッカーのレベルの高さを実感したインドネシア代表DFの活躍が期待される。