無理があろうと思われます。
日本ファクトチェックセンターがMetaに対するIFCNのオープンレターに署名国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)がMetaの第三者ファクトチェックプログラム廃止等の方針転換の声明をしたことに対するオープンレターを公開しましたが、これについて日本ファクトチェックセンター(JFC)が署名し和訳を公開したとしています。
正直、JFCはこれに署名して良いとは思われません。
JFC「ファクトチェック担当者は政治的に偏りすぎ信頼を壊してきた、は事実ではない」
日本ファクトチェックセンター
しかし、あなたがこのプログラムが「検閲の道具」になり、「ファクトチェック担当者は政治的に偏りすぎており、信頼を生むどころか壊してきた。特にアメリカでは」と述べています。これは事実ではありません
Metaが声明で主張した第三者ファクトチェックとコンテンツモデレーションの問題点については日本の多くのマスメディアがWEB記事では触れていませんが、JFCが触れたことは一定の評価ができます。これまでの姿勢から相対的に。
しかし、「信頼を生むどころか壊してきた」について、「事実ではない」とまで言えるほどのことを、JFCはやってないでしょう。むしろ、信頼を破壊する低品質どころではない「ファクトチェック記事」を乱発し、ファクトチェックという手法に対する不信感を増大させていたでしょう。
なお、「検閲の道具になり、ファクトチェック担当者は政治的に偏りすぎており、信頼を生むどころか壊してきた」というのは、「事実」問題ではなく、「評価」の問題でしょう。元の英文記事は”false”となっており、ファクトチェックの判定文言として使われているとしても「誤り」とするのが、穏当なんじゃないでしょうか?
JFCがファクトチェックというものに対する信頼を破壊してきた過去の記事弊ブログで書いてきただけでも、JFCの問題記事は多数に上ります。