でもここで、アメリカでも無人タクシーが暴動で焼き討ちされたりしてる例もあるんで、いかに「一般の社会との親和感を維持したまま実現できるか」が重要ではあるんですよね。
なんか、「巨大IT企業が何者にも邪魔されずにバタバタと全てをなぎ倒してディスラプトする」形じゃないと先進技術など実現できない・・・と最近の事例だと思っちゃうんですが・・・
でも、2007年にiPhoneが発売されるよりも8年も前に普通に携帯でインターネット接続ができた神秘の国が極東にあったことを思い出しましょう。
「そういうタイプのイノベーション」をむしろ日本はちゃんと地道にやることが大事なように個人的には感じてます。
「ちらほらとやってみた」レベルの実証実験にとどまらず、いかに「中国やアメリカに対抗できるレベルにするか」については、「オールジャパン」のサポートと、あと真剣に考え尽くされた巨額投資が「今このタイミングで」まじで必要だと思います。
繰り返すようですが、「EV化の遅れ」なんて別にそれほど大した問題じゃなくて、むしろ日本企業は現時点でかなりうまくやってる部分でもあるんですよ。
そうじゃなくて、”AI化”で根底的に技術が変わっちゃうタイミングの自動運転技術において、「今ちゃんと巨額投資をして追いつけるか」みたいなのはものすごい重要だと思います。
「無意味な論争」してないで、「ピンポイントで必要な」方向に知恵を持ち寄れるようにする事が必要なタイミングなんですよ。
4. あとは”マネシタ電器”方式も大事かも(笑)とはいえ、今の日本企業のトップの人ってちょっと「ガンガン拡大期」でなく「リストラ均衡期」みたいな仕事をしてきた人も多くて、「巨額にお金を使う」ってことに慣れてない部分もあるのかもと思うんですよね。
「新しい技術選定をして巨額を使う」ってなかなか難しくて、本当に有望な技術と「荒唐無稽なトンデモ」って見た目はすごい似てて、なかなかそこで確信を持って一つを選んで巨額を突っ込む決断はしづらい。