マリオ・バロテッリ(写真右) 写真:Getty Images

 かつて日本代表DF酒井宏樹やMF本田圭佑とチームメイトだった元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、ジェノアで構想外に。過去にヴィッセル神戸や名古屋グランパスからの関心が取りざたされたほか、2025年1月にもJリーグ移籍の可能性が再び報じられたことで注目を浴びているが、過去にアジア圏のクラブから加入を拒否されたという。

 かつてインテル、マンチェスター・シティ、リバプールなど欧州ビッグクラブでプレーしていたバロテッリ。ミラン在籍時に本田とともにプレーしたほか、2019年1月から半年間にわたり、オリンピック・マルセイユで酒井と共闘するなど、以前から日本人選手との繋がりはあった。

 同選手はマルセイユ退団後、ブレシア、モンツァ、アダナ・デミルスポル、FCシオンでプレー。2024年6月にアダナ・デミルスポルを契約満了により退団すると、イタリアメディア『Tショット』で神戸や名古屋などJリーグ複数クラブからの関心が報じられたものの、同年10月末にジェノアへ加入している。

 セリエA復帰を果たしたバロテッリだが、わずか3か月で構想外に。2025年1月にはイタリアメディア『カルチョメルカート』が「彼には日本、韓国、オーストラリア、UAE等でプレーする可能性があったが、これらの国々からのオファーを断っている」と伝えると、2月はじめにはヴェネツィア移籍の可能性が取りざたされている。

 またインドメディア『sportskeeda』は2024年9月の時点で「インド1部ケララ・ブラスターズFCがバロテッリ獲得のチャンスを拒否」とリポート。これによると、ブラスターズは「直近数年間で、彼がサッカー界での評価を落としている」「彼はピッチ内外で問題を抱えていた。ほぼすべての所属クラブで嵐を巻き起こし、規律問題に直面した」ことを理由に、元イタリア代表との正式契約を見送ったという。