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2025シーズン開幕まで残り1週間を切った明治安田J1リーグ。補強を完了させたクラブもあるなか、スタッド・レンヌ所属の日本代表FW古橋亨梧と比較されている外国籍選手に、Jリーグ移籍の可能性があるという。
日本のファン・サポーターから熱視線を浴びているのは、デンマーク1部ミッティラン所属のノルウェー代表FWオラ・ブリンヒルセンだ。現在25歳の同選手は、身長175cmで右利きのアタッカー。2022年11月にA代表デビューを飾るなど、以前はノルウェー国内でトップレベルのストライカ-として評価されていた。
そんなブリンヒルセンは2023年9月にモルデからミッティランへ完全移籍も、2023/24シーズンのデンマーク1部リーグ戦・プレーオフでは、24試合の出場で5ゴールという結果に。シーズン終了後に期限付き移籍でモルデへ復帰すると、2024シーズンのノルウェー1部リーグ後半戦では全11試合スタメン出場で10ゴールと格の違いを見せつけた。
期限付き移籍期間満了で2024年12月末にモルデからミッティランへ復帰したブリンヒルセンの去就を巡っては、ノルウェーメディア『TV2』が2025年1月16日の時点で「モルデ復帰は不可能」とした上で、「ミッティランは彼の売却に向かっている。トラブゾンスポルをはじめ多くのトルコ国内クラブが関心」と伝えていたが、この冬のトルコ移籍は実現せず。現地の一部情報筋は、移籍先候補としてMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)やJリーグを挙げている。
またオーストラリアのサウス・パース・ユナイテッドで指導に当たり、スコットランドのサッカー事情にも詳しいロス・ヘンダーソン氏は、ブリンヒルセンについて「彼の特徴は(セルティックからレンヌへ完全移籍した)古橋と似ており、得点記録で実績を残している」と評価。25歳という年齢を踏まえた上で「将来的に活躍できるかもしれない」と期待を寄せたほか、移籍金を300万ユーロ(約4億7000万円)としている。