塩貝健人 写真:Getty Images

 NECナイメヘンで日本代表FW小川航基やMF佐野航大とチームメイトのU19日本代表FW塩貝健人は、2月8日に行われたオランダ1部リーグのフローニンゲン戦で84分からプレー。幻のゴールで注目を集めたが、同選手のプレーに一部のチームメイトが不満をあらわにしたという。

 2024年8月に横浜F・マリノスと特別指定選手の契約を解除し、欧州ビッグクラブからの関心も報じられるなかでナイメヘンへ移籍した塩貝。2024/25シーズンのオランダ1部リーグ戦では途中出場が続いているが、2月1日のPSVアイントホーフェン戦でリーグ戦初ゴールを挙げていた。

 フローニンゲン戦の試合終盤に自らのシュートからゴールネットを揺らしたものの、直前のプレーでオフサイドがあったとしてゴール取り消しに塩貝。それでも積極果敢にゴールへ迫るプレーで周囲にインパクトを与えたが、一部のチームメイトから厳しい目を向けられているようだ。

 ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』は、フローニンゲン戦を詳報。1-2で迎えた終盤の試合展開についてこう綴っている。

 「ナイメヘンは終盤に攻勢を強めた。小川航基による2つの決定機をはじめ、いくつかのチャンスが生まれた。試合終了直前、84分から途中出場の塩貝がアシストを決めたかに見えたが、彼は自らの成功に向かい、DFカルヴィン・フェルドンクの怒りを買った」

 また米メディア『ESPN』によると、フェルドンクは試合後のインタビューで「あの場面で僕はフリーだった。塩貝がパスを出せば、(同点に追いつく)チャンスはより増えていた」とコメント。塩貝のシュートシーンを巡り、自身の思いを明かしているが、同メディアも「フェルドンクは若い日本人選手に怒っていた」と報じている。