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2025シーズン開幕まで残りおよそ1週間となっている明治安田J1リーグ。2月16日には国立競技場で東京ヴェルディ対清水エスパルスが開催されるが、J1開幕を前に一部から山下良美氏による主審担当を望まない声が挙がっている。
史上初のFIFAワールドカップ女性審判員として、サッカー界の歴史に名を刻んだ山下氏。国際大会で実績を積み重ねる一方、以前からJリーグ公式戦におけるレフェリングでも話題に。2024年11月30日開催のJ1第37節・東京ヴェルディvs川崎フロンターレで、DF千田海人(東京V)が背後からFW山田新(川崎)を倒したシーンにおけるノーファウル判定、試合終了間際のゴールキック判定を巡り議論が白熱したことは記憶に新しい。
東京Vのインターネット掲示板では、2月6日に「開幕戦の主審が山下良美にならないことをマジで祈ります」という書き込みが。清水戦での“山下主審回避”を願う声が挙がっているが、これを巡って賛否含めて様々な意見が噴出。走力やスタミナにおける男女差に関する意見も見受けられる。
その一方で「最初の書き込みを管理人が削除しない=これは誹謗中傷ではないって判断なんだろうな」というコメントも。一部では山下主審に関する書き込みに対する掲示板管理人の判断も、議論の焦点になっているようだ。
なお山下氏によるJリーグ公式戦での主審担当を巡っては、2024年に「J1で笛を吹くレベルのに値しない」という理由で同氏の降格、割り当て停止を求める署名活動が見受けられていた。
同主審を後押しするファン・サポーターがいる一方、2025シーズンも同氏のレフェリングを巡りネット上で様々な意見が飛び交うかもしれない。