世の中にはさまざまな恐怖症が存在する。一般的なものとしては、高所恐怖症や閉所恐怖症などが挙げられるが、中には極めて珍しい恐怖症もある。今回は、実際に医学的に認められている「珍しい恐怖症」を10種類紹介する。関係ないが、筆者は高所恐怖症とデカい魚恐怖症だ。

ピーナッツバター恐怖症(アラキブチロフォビア)

 アラキブチロフォビア(Arachibutyrophobia)は、ピーナッツバターが口の上あごに張り付くことに対する恐怖症である。一般的に、ほとんどの人が似たような感覚を経験したことがあるかもしれないが、この恐怖症を持つ人は極端な恐怖を感じ、ピーナッツバターを口にすることすらできない。専門家によると、この恐怖の根底には「気道閉塞への不安」があるとされる。最悪の場合、患者はピーナッツバターを完全に避けるしかなくなる。