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東京都町田駅前に店舗を構える『ロックなカレー屋YASSカレー』は2月6日、FC東京のスタジアムグルメ出店を22日開催の町田ゼルビア戦を最後に終了すると発表。10年以上にわたりFC東京青赤パークへの出店を続けていた人気カレー店の撤退に、ファン・サポーターから驚きや戸惑いの声が挙がるなか、店舗スタッフがスタグル出店終了の理由を明かしているが、一部の飲食業界関係者は危機感を募らせている。
YASSカレーは7日午後にnoteを更新。「さらば愛しきスタジアムよ!」と題して、出店終了に至った理由についてこう説明している。
「青赤パークをやめる理由は、単純に『出店条件が合わなくなった』ということ。2024シーズンから青赤パークの運営に関する方針が大きく変わり、それに伴って出店料やその他の条件が変更になりました」
「2025シーズンはそれがさらに進みYASSカレーが許容できるラインを超えた、ということです。それぞれに考え方があり、目指すビジョンがある。それが合致しなくなった…ただそれだけのことなのです!」
その上で、同店舗は「今まで出店させていただいた数々のクラブ、一度でもスタジアムでYASSカレーを食べてくださった方々、YASSカレーの名前を広めてくださった方々… そんな何かしらの形でYASSカレーに関わった全てのみなさんに心から感謝します!」と綴ると、「漫画にも登場させてもらったし、何度か賞ももらった。スタジアムグルメとしてやれる事は全てやり切った!YASSカレーの役目は十分に果たした!」などと満足感をのぞかせている。
このYASSカレーの撤退には、『株式会社COCOROTUS 』代表であり、キッチンカー運営を手掛けている山中世史氏が反応。YASSカレーのX投稿を引用した上で、「運営費がかかるのも分かるけど、出店者さんが全然儲からない仕組みになってるキッチンカー業界変えないと本当に誰も出店しなくなるよ」と警鐘を鳴らしている。