レッドブル・ジャパンは1月10日、レッドブル・アスリートでWRC最年少年間チャンピオンのカッレ・ロバンペラ選手が、青森県の津軽岩木スカイラインを舞台に、ライバルをオーバーテイクしながら、クルママンガの金字塔『頭文字D』主人公の藤原拓海と峠でドリフトバトルを繰り広げる動画をYouTubeのRed Bull Motorsportsチャンネルにて世界同時公開した。
同動画は、公開からわずか2週間で視聴回数237万回を超え人気を博している。
動画の内容は、サンフランシスコのロンバード・ストリートのように、ヘアピンカーブが続く曲がりくねった津軽岩木スカイラインの頂上を目指し、Red Bull GR COROLLAをドライブするカッレ・ロバンペラ選手が、道中でのさまざまなチャレンジをクリアしながら目指すというもの。
動画の長さは7分10秒。その間ほとんど音楽は使われておらず、迫力の映像と、生のエンジンサウンド、実際のタイヤのスキール音、そしてCGではなく本物のドリフトコントロールが見られる。「こういう動画でいいんだよ!」という作品内容に仕上がっている。ぜひ最後まで観ていただきたい。
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カッレ・ロバンペラ選手は、2022年にWRC(世界ラリー選手権)の最年少年間チャンピオンに輝き、2023年も連覇したフィンランド人の現役WRCラリードライバーだ。プジョーや三菱のワークスドライバーとして活躍し、2001年のWRCスウェーデンを制したハリ・ロバンペラ氏を父に持つ。
自動車運転免許を取得する以前から凍結した氷上などクローズされた練習場で運転技術を磨き、8歳までにドリフト走行をマスターした経歴を持つ。
2024年のオフシーズンには、ポルシェ カレラカップへの出場やF1マシン走行など、さまざまなことに新しく挑戦し、2025年のWRCフルシーズン参戦に向けてエナジー・チャージを行った。
現在2025年は、トヨタ GR YARIS Rally1 69号車を駆りカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組としてWRCに出場している。
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クルママンガの代名詞にして金字塔である『頭文字D』(イニシャルD)は、しげの秀一氏によって作られた日本の漫画およびアニメ作品だ。
主人公の藤原拓海が峠道でのスリリングなドリフトやバトルを繰り広げるという物語となっており、作中に登場するトヨタ AE86(ハチロク)を中心に、国内外を問わず多くのクルマ好きやモータースポーツファン、クルマ文化に影響を与えた。また、アニメの作中で使われたユーロビートミュージックは、いまなお根強いファンがいる。
2025年は『頭文字D』の連載開始30周年にあたり、この節目を祝い今回のコラボが実現した。
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撮影は青森県弘前市・岩木山の有料自動車道「津軽岩木スカイライン」を完全封鎖し、徹底した安全管理のもと実施された。麓から8合目までの9.8キロメートルに、69のカーブがあるのが特徴で撮影は5日間にわたったという。
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動画には、日本のストリートカーをはじめ、日本のモーターストリート界のレジェンド達も多数出演する。
日産R34スカイラインGT-Rや180SX、JZX100型&JZX90型トヨタマークIIなどのクルマとドリフト競技「FORMULA DRIFT」の出場ドライバーが多数登場。
撮影協力としてキャロッセ、ヨコハマタイヤ/ADVAN、HKSが参加していることもあり、大迫力の映像に注目だ。
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さらに、日本国内外(とくに国外)で人気のある日本のチューニングカー&エアロパーツブランド、リバティーウォーク(LBWK)のチューニングカーも登場。
加藤渉氏のドライブするフェラーリF40、ランボルギーニ・アヴェンタドール、ポルシェ997が確認できる。
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津軽岩木スカイラインの頂上に近づくにつれて、よりドライビングと映像は過熱する。
中でも、カッレ・ロバンペラ選手とレーシングドライバーの織戸学氏によるRed Bull GR COROLLA vs ADVAN GR86のドリフト追走は一度は見ておく価値がある。
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■映像概要
映像タイトル:峠最速は誰だ|頭文字D藤原拓海 vs WRCカッレ・ロバンペラ
公開場所 : YouTube の Red Bull Motorsports チャンネル
文・横田康志朗/提供元・CAR and DRIVER
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