蔚山現代サポーター 写真:Getty Images

 2025シーズンのKリーグ1は2月15日から、Kリーグ2は2月22日に開幕を迎える。近年、競争力強化を目的としたルール変更を続けているKリーグでは、2025シーズンもいくつかの重要な改定が実施される。

 今シ-ズンKリーグでは、1部、2部合わせて4人の日本人選手がプレーする予定だ。Kリーグ1ではMF石田雅俊(大田ハナシチズン)とDF吉野恭平(大邱FC)、Kリーグ2ではMF高橋一輝(富川1995)とMF佐藤岬(忠南牙山)が在籍している。

 まずは、新たに華城FCがKリーグ2に参入し、リーグ全体が1部12チーム、2部14チームの計26チーム体制となる。

 外国籍選手枠も変更され、Kリーグ1は最大6人登録4人同時出場可能、Kリーグ2は最大5人登録4人同時出場可能となり、従来のアジア枠、東南アジア枠は廃止された。さらに選手の安全を考慮し、脳震盪による特別交代枠が導入される。各試合で1回まで適用可能で、これを使用した場合、相手チームも追加交代枠を得ることができるとのことだ。

 また「ホームグロウン制度」も導入され、一定期間を韓国国内のアマチュアチームでプレーした外国籍ユース選手が「国内選手」として登録可能となる。

 その他、ピッチコンディション不良時の会場変更ルールや、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)、FIFAクラブワールドカップ(CWC)などを含む国際大会に参加チームの日程調整、レンタル選手の枠拡大、財務管理プログラムの導入など、リーグ全体の運営改善に向けた変更も行われる。

 こうした改革を経て、2025シーズンのKリーグがさらなる発展と盛り上がりを示すことで、アジアのサッカーシーンの発展に一役買うことになるかもしれない。