アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 2024シーズンのJ1得点王であるブラジル人FWアンデルソン・ロペスには、MF本田圭佑の古巣ブラジル1部ボタフォゴFRへ移籍の可能性が報じられてものの、横浜F・マリノスに残留。本人がSNSを通じてボタフォゴからのオファーに言及するとともに、マリノス愛を強調した。

 ロペスは去就を巡っては、横浜FMが2024年12月27日に契約更新を公式発表。エージェント会社『Promanager』は28日に公式インスタグラムにて2027年までの3年契約を結んだことを明かしている。

 しかし、ブラジル人ジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は2025年1月17日にボタフォゴ移籍の可能性を報道。「横浜FMとロペスの契約には以前、500万ドル(約8億8000万円)の契約解除条項が盛り込まれていたが、現在は契約更新により解除条項は設定されていない」と、同選手と横浜FMの契約内容の一部に触れたほか、「すでにボタフォゴのオファーを受け入れている」と個人合意も伝えていた。

 ただ同氏は20日に「ボタフォゴは移籍金200万ドル(約3億1000万円)でオファーを再提示も、横浜FMはボタフォゴからの2度目のオファーを拒否」と報道。ブラジルメディア『radioglobo』も21日に「ボタフォゴは横浜FMから2度オファーを却下された後、ロペスの獲得を断念。交渉は破談」としている。

 ボタフォゴ移籍報道で注目が集またロペスだが、横浜FMの副キャプテンに就任するなど、2025シーズンも中心選手としての働きが期待されている。そんななか、本人は7日のインスタグラムを更新。ストーリーズでこう綴っている。

 「ボタフォゴからこのようなオファーを受けたことは光栄だ。ブラジル、そして世界のサッカーにおいて歴史と伝統のあるユニフォームを着てプレーをするのは、素晴らしいことだ。しかし僕には大きな愛情と尊敬の念を抱いているヨコハマというクラブと、2027年までの契約がある。決して彼らの意思に反することはしない。僕にチャンスを与え、僕の仕事ぶりを信頼してくれるヨコハマをリスペクトしているんだ」