横山歩夢 写真:Getty Images

 イングランド3部に相当するEFLリーグ1のバーミンガム・シティは、MF横山歩夢がジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のヘンクにレンタル移籍することを2月4日に発表した。

 当初は、イングランド3部からベルギー1部首位を快走するヘンクへのステップアップ移籍かと思われた。しかし、実際はヘンクの公式サイトにも掲載されている通り、最初はセカンドチームであるヨング・ヘンクに籍を置き、ここでふるいに掛けられるのが現状のようだ。

 これに対しSNS上では、さまざまな反応が見られている。

 「バーミンガムはすぐチャンピオンシップ(イングランド2部)に戻れるクラブだけど…」「南米やアフリカから若い選手が下剋上を狙ってチーム内の競争は激しいはず。ガツガツ芝まみれになってステップアップして欲しい」

 「これセカンドチームらしいしMF本間至恩(浦和レッズ)の例もあるからステップアップとはいえないのでは?」「ヘンクは育てて売るチーム。そこに買われたって事は見込みがある、って事よ」「ステップアップよりのダウンやろ」

 横山は2021年に当時J2の松本山雅(J3)へ入団。初年度から16試合に出場しチャンスを得ると、2022年には降格したJ3リーグで29試合出場11ゴールを挙げ頭角を現した。2023シーズンはサガン鳥栖へ完全移籍し、バーミンガムに移籍するまでの1年半で通算45試合出場7ゴールと印象を残した。

 2024年に8月に完全移籍したバーミンガムでは、チームがEFLリーグ1で首位の中、横山はレギュラーには定着できず目立った活躍はできていなかった。なお、今回の移籍先のヨング・ヘンクにはDF吉永夢希やMF保田堅心も在籍しており、若手日本人トリオの活躍に期待が集まっている。