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2月8日に国立競技場で開催されるFUJIFILM SUPER CUP(富士フイルム杯)では、2024シーズンのJ1王者ヴィッセル神戸と2位サンフレッチェ広島が対戦。無料招待券のバラマキで話題を呼ぶなか、チケットの転売行為が多数確認されている。
Jリーグが公式企画として10000名を対象に、日本サッカー協会(JFA)がJFAIDを持つ500名の会員を対象に無料招待企画を実施している2025年の富士フイルム杯杯。『株式会社富士フイルムビジネスイノベーション』をはじめ、JリーグやJFA以外でもキャンペーン等を通じて無料招待を実施しているだけに、定価で購入したとみられる一部のファン・サポーターからは不満の声が湧き起っている。
そんななか、チケット仲介アプリ『チケジャム』では7日の時点で100件近くの出品が。「1人参戦予定だったが、仕事の都合で行けなくなってしまった」などの理由で、カテゴリー1(メイン1層中央)のチケットが定価(一般発売で9700円)の6倍以上である65000円で販売されるなど、高額転売が相次いでいる。
10000円以上のチケットが出回る一方、カテゴリー6(バックスタンド3層)のチケットが定価(一般発売で5000円)のおよそ10分の1である600円で出品されるケースも。格安のチケットも多く見受けられるが、バックスタンド・ゴール裏3層をはじめJリーグ公式等での無料招待券の対象席種であるだけに、こうした無料チケットが転売された可能性も考えられる。
2025年も『THE国立DAY』として、国立競技場開催の公式戦で無料招待企画を実施しているJリーグ。以前から無料チケット転売のリスクが指摘されているだけに、転売チケットでの入場拒否などの対策を望むファン・サポーターは一定数存在するはずだ。