清水エスパルス 写真:Getty Images

 清水エスパルスは2月6日の時点で、ブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオの契約更新・退団を公式発表してておらず。本人のSNSアカウントをもとに退団が決定的という見方が広まるなか、選手本人が清水でのプレーに言及している。

 現在30歳の同選手は2024年12月27日、インスタグラムを通じて妻の妊娠をファン・サポーターに報告。1月9日までにインスタグラムのプロフィールのアイコンが、清水のユニフォーム姿から自身の横顔に差し替えられたほか、ロフィールの紹介文から「Shimizu S-Pulse」の文字が削除。この変化にファン・サポーター等からは清水退団を予想する声が湧き起っていた。

 1月上旬に一部で「契約交渉中」と報じられたカルリーニョス。ブラジルメディア『365スコア』で2月6日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は以下のように清水でのプレーや2025シーズンへの意気込みを語ったという。

 「スイスでも日本でも、ルガーノとエスパルスで外国人選手としてのキャリアを積めて嬉しい。僕にとって驚くべき経験だし、ひとりの選手として進化することができた。これからもさらに成長したいね」

 「個人としてもエスパルスとしても、とても素晴らしい数年間だったよ。僕は2025年も素晴らしい結果を残すために、さらに成長しようとハードなトレーニングを積み重ねている。2025年も成長して喜びを感じられる1年になるように努力を続けている。新たな挑戦へ準備はできている」

 カルリーニョスはパラナ、ボタフォゴPB、ルガーノを経て、2020年2月に清水へ移籍。来日1年目からリーグ戦で10ゴールと結果を残したが、2021年に右膝じん帯を損傷。長期離脱を余儀なくされたが、復帰後も攻撃陣に欠かせない選手として活躍。2023シーズンにJ2リーグ戦36試合の出場で15ゴールと復活を遂げ、2024シーズンも32試合の出場で5ゴールを挙げていた。清水退団の可能性など去就への言及は避けたが、新シーズンにむけて準備万端であることをアピールしている。