モーガンが今春の発表を予定する新型6気筒フラッグシップモデルの開発が最終段階に入ったと宣言。合わせてカモフラージュしたプロトタイプのロードテスト画像を披露。新しいCXVプラットフォームに、よりコンテンポラリーな美しさとエアロダイナミクスに基づいたボディを架装。パワーユニットには専用チューニングのBMW製6気筒ターボエンジンを搭載
英国モーガンモーター・カンパニーは2025年1月30日(現地時間)、今春の発表を予定する新型フラッグシップモデルの開発が最終段階に入ったと告知。合わせて、カモフラージュしたプロトタイプのロードテスト画像を公開した。
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従来のモーガンのフラッグシップモデルは、2019年3月開催のジュネーブ・ショーでワールドプレミアを飾ったプラスシックス(PLUS SIX)が担っていた。新世代CXジェネレーション接着アルミプラットフォームを採用する最初のモーガン車であったプラスシックスは、パワーユニットにBMW製“B58”系ユニットの2998cc直列 6気筒DOHCツインパワーターボエンジンを専用チューニング(最高出力340ps/最大トルク500Nm)で搭載。5年あまりの間に欧州やアジア地域で約1000台が販売され、2024年11月には最終モデルとなる世界限定30台の特別仕様車「プラスシックス ピナクル(PLUS SIX PINNACLE)」を発売して、シリーズの終焉を迎えていた。
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直接的ではないものの、モーガンのラインアップとしてはプラスシックスの実質的な後継を担う新型フラッグシップモデルは、従来のプラットフォームの進化版となる「CXVプラットフォーム」を採用。より軽量で剛性に優れたCXVプラットフォームは、さまざまな新しい技術的要素とエンジニアリングの強化を随所に盛り込み、ダイナミックなパフォーマンスとドライビングの楽しさの向上を具現化しているという。また、パワーユニットには専用チューニングのBMW製6気筒ターボエンジンを搭載すると予告。そして、エクステリアは現代的な美学を表現しつつもモーガンであることがひと目でわかると同時に、よりコンテンポラリーな美しさとエアロダイナミクスを創出しているそうだ。
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気になる新型フラッグシップモデルの詳細や発売時期については、追ってアナウンスする予定である。
Writer:大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER
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