ステンレスを使用したクルマも存在する!
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クルマの骨格に用いるには、やや難のあるステンレスですが、錆びにくい特性を活かして、現在では外装のモールを始め、ブレーキディスクローター、排気系などに使われています。
そして、過去にはボディをステンレスで作ったクルマもありました。そう、皆さんご存知の「デロリアン DMC-12」です。硬度が高いため、複雑なプレスラインの再現には向かない素材ですが、デロリアンのように直線的なデザインであれば可能だったということですね。
1981年に発表されたデロリアンのボディの売りは、メンテナンスフリーということでした。ボディは塗装をせずに、加工時のサンドペーパーの傷をそのまま残しています。
ただ、この仕上げが原因で、ワックスやコンパウンドをかけた方はボディが悲惨な状態になってしまった…という話もありますので、正直どれほどのメリットがあったのか、なんとも言えないところではあります。
とはいえ、当時、ステンレスの鈍色のボディはなんとも言えない未来的なイメージがあったことも事実。後に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に採用されたのも、このステンレスボディあってこそだったのではないでしょうか。
ハイテン鋼は超ハイテン鋼に、さらにアルミやカーボンの技術も進化した現在、ステンレス製のクルマが現れることはもうないでしょう。
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提供元・CarMe
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