「あちらを立てればこちらが立たず」の類義語①

(画像=『FUNDO』より引用)
ここからは「あちらを立てればこちらが立たず」の1つ目の類義語を紹介します。
彼方を祝えば此方の怨み
「彼方を祝えば此方の怨み」は誰かの幸福は誰かの不幸になり、双方にとって最善となるようにするのが難しいことを意味する言葉です。
誰かにとって幸福なことは一方の誰かにとっては不幸となることがあります。
双方にとって最善の方法を選んだつもりでも、結果として幸福と不幸の両方が存在してしまうような場面を意味します。
その点が「あちらを立てればこちらが立たず」と同じです。
頭押さえりゃ尻上がる
「頭押さえりゃ尻上がる」は片方がうまくいけば他方がうまくいかなくなり、両方ともうまくいくことは稀であることを意味する言葉です。
要はすべてうまくいくことなどほとんどないことを指す表現となります。
実際に頭を抑え込もうとすれば尻が持ち上がるように、物事もどちらか一方がうまくいけばもう一方はうまくいかないものという意味となります。
その点が「あちらを立てればこちらが立たず」と似ています。