
今季のセリエAで首位に位置するナポリ(イタリア1部)だが、冬の移籍市場でジョージア代表FWクビチャ・クワラツヘリアを推定移籍金7000万ユーロ(約111億円)でパリ・サンジェルマン(フランス1部)に売却した。
ナポリは当初、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)に所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)の獲得を標榜。チェルシー(イングランド1部)も関心を示していた同選手にオファーを提示したとされているが、実現することはなかった。
アトレティコ・マドリード(スペイン1部)下部組織出身のガルナチョは、2020年にユナイテッドの育成機関に移籍すると、2022年4月にプロデビュー。ドリブルテクニックの高さやシュート精度の高さを武器に今季はここまで公式戦36試合に出場して8ゴール6アシストを記録している。
そのなかで、ナポリのスポーツディレクターを務めるジョバンニ・マンナ氏はイギリス『デイリー・メール』に「我々はガルナチョ獲得のためにマンチェスター・ユナイテッドに重要なオファーを提示した。我々はほんとうに彼を欲していた。我々はアレハンドロと個人的な条件で合意できなかった。彼は1月に退団するのに多額の給与を要求した。我々は選手たちを尊重している」と獲得失敗の理由を明かしている。
なお、ナポリは後釜探しが難航していたなかで、移籍市場最終日にミラン(イタリア1部)からライプツィヒ(ドイツ1部)への移籍が頓挫していたスイス代表FWノア・オカフォーを買い取りオプション付きのレンタルで補強している。