後藤啓介 写真:Getty Images

 U19日本代表FW後藤啓介は2024年12月、ジュビロ磐田からベルギー1部アンデルレヒトへ完全移籍。セカンドチーム(RSCAフューチャーズ)でのパフォーマンスが評価され、トップチームで出場機会を得ているが、そのトップチームでもゴールを決めているだけに、現地での評価を高めている。

 同選手は2024年1月、買い取りオプション付きの期限付き移籍によりアンデルレヒトへ加入。海外挑戦1年目からRSCAフューチャーズで出場機会を得ると、2024/25シーズンはここまでベルギー2部リーグ全13試合でスタメン出場し、5ゴール1アシストを挙げていた。

 2024年12月の完全移籍移行により、アンデルレヒトとの複数年契約を勝ち取ると、2025年1月からトップチームでコンスタントにプレー。1月30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)ホッフェンハイム戦で2試合連続となるゴールを挙げるなど、トップチーム定着へのアピールが続いている。

 アンデルレヒトOBで現解説者のジル・デ・ビルデ氏は2月5日、インターネット動画配信サービス『DAZN』の番組で後藤と控え要員のFWルイス・バスケスを比較。「バスケスと後藤を見ると、やはり日本人に軍配が上がる。確かにバスケスはホッフェンハイム戦で素晴らしいゴールを決めたが、それでも後藤の方が資質があるように思える」と語った。

 またベルギーメディア『Voetbal』はデ・ビルデ氏のコメントを受けて、日本人ストライカーの起用法についてこう綴っている。

 「後藤とバスケスの特徴は異なっている。後藤はより繊細なプレーをする選手であり、ボックス内でのプレーに長けている。バスケスよりも足が速い。RSCAフューチャーズが優勢な場合、後藤は間違いなくベストオプションだ。ここ数週間ですでに2ゴールを挙げている」